2016年10月21日

東京製鉄、中間経常益25%減

 東京製鉄が21日に発表した2016年4ー9月期の単独経常利益は、前年同期比25・2%減の55億5000万円となった。売上高は同20・3%減の減収。「鋼材需要が回復せず、販売数量が伸び悩む中、計画比で7―9月はメタルスプレッド(原料購入価格と製品販売価格の差)がトン500円拡大し、コスト改善を含めて、営業利益ベースで3億円増えた」(今村清志・常務取締役営業本部長)。4―9月期決算の結果を受けて、通期利益予想を前回比でそれぞれ5億円上方修正し、通期経常利益予想は100億円とした。また、販売単価下落などの影響で、売上高は10億円下方修正している。