2016年11月9日

10-12月粗鋼、3四期ぶり減2631万トン

 経済産業省がまとめた2016年度第3四半期(10―12月)の生産計画によると、粗鋼生産は前期実績見込み比0・1%減の2631万トンと3四半期ぶりに減る。上工程の修繕工事で粗鋼は伸び悩むが、鋼材生産は国内向けを主体に増加する。経産省の金属課では薄板在庫も適正水準に近づいたとして在庫調整の取り組みを評価している。ただ、内需は力強さを欠いており、海外の過剰供給が続くなか、需要を見極めた慎重な生産が必要としている。