2016年11月21日

東京製鉄、鋼材全種5000円上げ 12契「ステージ変わる」

 東京製鉄は21日、2016年12月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)に関して、全品種でトン当たり5000円値上げすると発表した。全品種値上げは16年5月契約分以来7カ月ぶり。東鉄は10月契約分で出直し価格に改定し、市況の底入れを図ってきたが、「原材料高騰と需要回復でステージが変わった」(今村清志・常務取締役営業本部長)とし、「原材料価格上昇幅、市場動向、為替、輸出引き合い等を総合的にみて、一律5000円の上げ幅が受け入れられる」(同)と判断。「足元の上昇トレンドが続くようなら、17年1月契約分でも連続値上げする可能性がある」(同)と示唆した。