2017年1月23日

進藤・鉄鋼連盟会長、17年内外需要は堅調

 日本鉄鋼連盟の進藤孝生会長(新日鉄住金社長)は20日の定例会見で、2017年鉄鋼市場見通しは「内外とも需要、市況は底堅く推移し、緩やかな回復、成長が期待できる」と増加を予想した。市況は海外需給の改善と原料市況の上昇で「ホットコイル価格は15年12月の290ドルから520ドルと230ドル上がった。国内も自動車、建設の拡大で良くなっている」と指摘。在庫も薄板3品在庫が380―390万トン台で推移し「市場構成要素は改善してきている」と語った。16年度の粗鋼生産量は1億532万トンの見込みとし「17年度は、これより上を行く」と予見した。