2017年7月14日

新日鉄住金など、増毛町で鉄鋼スラグ藻場造成実証 サンプル採取実施

 新日鉄住金、海の緑化研究会、増毛漁業協同組合が共同で進めている北海道・増毛町別刈地区の鉄鋼スラグを活用した藻場造成実証事業で7月11、12日、定点観測のサンプル採取などの調査を実施した。現地で12日取材に応じた研究会の山本光夫会長(東京大学准教授)は、3年間で海藻の面的な拡大は認められるものの、科学的な検証には水質調査などを通じて鉄や窒素、りんなどのデータ分析を重ねる必要があると指摘し、定期的な調査の重要性を強調した。