2017年10月11日

鉄スクラップ、国内市況の下落続く

 国内鉄スクラップ市況が続落した。欧米によるトルコ向け鉄スクラップ輸出価格が下落するなど海外鉄スクラップマーケットが軟化し、この影響がアジア輸出市場にも波及。今週初めまで休暇中の韓国やベトナムの需要家の様子見、購入意欲減退につながった。一方、東京製鉄が7日入荷分から全拠点で鉄スクラップ購入価格をトン当たり1000円引き下げたことで全国的に電炉メーカーの購入価格引き下げの動きにつながった。東鉄による引き下げ幅は各拠点で異なるものの、9月以降7日入荷分までで累計トン1500―2000円に達している。

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