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鉄スクラップ、関東輸出価格3万1890円

 関東鉄源協同組合(理事長=山下雄平・ヤマシタ社長)は9日、鉄スクラップ輸出入札(11月契約、船積み期限12月31日)を実施し、平均落札価格(H2)はFASトン3万1890円となった。4カ月連続で同3万円を超え、前回(10月12日実施)に比べて1337円高となり、2カ月ぶりに上昇した。数量は合計2万トン。落札価格は9日時点の関東地区メーカー炉前購入価格(H2)の高値(トン当たり3万2500―3万3000円前後)を下回るものの、中心値(同3万1000―3万2000円前後)とほぼ同水準。また、地区湾岸価格(H2、FASトン3万500―3万1000円前後)よりも高い。国内電炉メーカーの生産が堅調に推移する一方で、海外輸出市況の膠着状態が続く中、「主要埠頭で船積みが回復し、関東湾岸価格は地区電炉メーカー高値圏に近づく可能性がある」(商社)、「今回の落札結果が地区市況に与える影響は小さいのではないか」(大手ディーラー)とみる向きがある。