2017年11月14日

鉄筋用棒鋼、出荷回復基調入り 7―9月5%増 普電工・明賀会長

 普通鋼電炉工業会の明賀孝仁会長(合同製鉄社長)は13日、都内の鉄鋼会館で定例の記者会見を開催し、「鉄筋用棒鋼の国内向け出荷は2017年度上期で382万トンと前年同期比2・9%、11万トン増となった。上期のRC造着工床面積は1・6%のプラスで、出荷の伸びが着工の伸びを上回っている。9月単月では66万トンとなり、7―9月合計では前年同期比5%増と絶対値は高くないものの、鉄筋用棒鋼もようやく実出荷が伸びてきた。また出荷見合いの生産が継続されており、在庫率は80%台前半で安定している」と述べ、鉄鋼業の中で遅れていた鉄筋用棒鋼の出荷に関しても回復基調に入ったとの認識を示した。