2017年12月26日

新日鉄住金・佐伯副社長、さらなる値上げを コスト上昇基調

 新日鉄住金の佐伯康光副社長は25日、トン5000円のマージン改善について「市況分野は、需給タイト化を背景に5000円を達成しつつある」とした上で、原料や物流のコストが上昇基調にあることなどを踏まえて「さらなる値上げをお願いしたい」との考えを明らかにした。高級鋼材を安定的に再生産するには「設備高齢化対策としての設備更新・修繕に多額の資金を長期間にわたって投入する必要がある。また日本の鋼材価格は国際的に安い」とし、「ひも付き分野は、本格的な交渉に入っており、5000円必達で臨みたい」と強調した。

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