2018年1月18日

鉄スクラップ、国内相場上昇を持続

 国内鉄スクラップ相場が続伸した。輸出高や関東湾岸を中心とした輸出船積みが活発化したことなどが影響。東京製鉄が先週13日からの鉄スクラップ購入価格を全拠点で一律トン500円引き上げたのに続き、さらに17日入荷分から全拠点でトン500―1000円買値を引き上げ、各地区電炉メーカーも追随した。国内市場をけん引する輸出市況については、旧正月を前に韓国や台湾向けなど一部で上げ一服感が出ているものの、米国鉄スクラップ高などから「依然として内外とも市況は底堅い」(流通筋)という。