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鉄スクラップ、関東輸出3万7520円 前回比2770円高 国内市況上昇へ

 関東鉄源協同組合(理事長=山下雄平・ヤマシタ社長)は9日、鉄スクラップ輸出入札(3月契約、船積み期限は4月30日)を実施し、平均落札価格(H2)はFASトン3万7520円となった。前回(18年2月9日実施)比で2770円高となり、8カ月連続で同3万円を超え、18年1月契約平均落札価格(FASトン3万7389円)のほぼ同水準まで戻した。落札数量は合計2万トン。今回の平均落札価格は国内電炉メーカーの炉前購入価格(H2)を上回っており、また輸出先行高が続いていることから、国内鉄スクラップ市況を引き上げる要因になりそうだ。ただ、米国のトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムの輸入を制限する文書に署名したことで、中国鋼材先物市況が一部で軟化に転じており、国際マーケットは先行き不透明感が強く、輸出を手掛ける商社やシッパーに心理的な影響を与え始めている。