2018年5月8日

薄板3品在庫、2年ぶり420万トン乗せ

 3月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計、速報値)は前月比2・0%、8万2000トン増の420万6000トンとなり、約2年ぶりに420万トン台を記録した。国内向け生産量が約190万トンと2017年度で最も高水準になる一方、末端実需につながるコイルセンター在庫が減少するなどしていることから、新日鉄住金では「需要は好調で、在庫増加は生産影響が大きく作用したとみている。需給に荷余り感はなく、タイト感は継続している」(薄板企画部)と分析している。