2018年6月18日

鉄スクラップ 関東市況500円反落

 関東地区鉄スクラップ市況は、トン当たり500円反落した。関東市況の下落は4月中旬以来2カ月ぶり。東京製鉄宇都宮工場が6月15日入荷分から鉄スクラップ購入価格を特級(H2に相当)でトン当たり500円引き下げたことで、地区他メーカーも東鉄の動きに概ね追随。湾岸価格もジリ安状態が続いている。市場に先安ムードが支配したことで、出荷を急ぐディーラーの動きが活発化してメーカーへの入荷が改善しつつあり、また湾岸商社やシッパーは輸出契約残が減少していることから、地区市況は下落局面を迎えている。