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広島県内の鉄鋼メーカー 西日本豪雨で一部操業休止

 「平成30年7月豪雨」の影響で広島県内では特に呉市を中心に、工業用水の断水や交通機関の遮断に伴う製品の物流、従業員の出勤手段確保などの問題が発生、鉄鋼関連企業では操業に支障をきたしている企業もある。

日新製鋼・呉製鉄所(呉市)は工業用水の断水に伴い、水の供給状況に合わせた稼働を行っており、フル操業ができる状態にはなっていない。大手グレーチングメーカーのダイクレ(呉市)も工場設備に被害は出ていないが、断水と従業員の食糧確保などの問題もあって9日午後3時から操業を休止、10日も稼働を休止した。きょう11日もとりあえず操業を休止する。ただ、本社部門は通常通りの業務を行う。今後は工業用水の回復状況を見ながら再稼働の判断を行う予定だ。

特殊鋼ブルームの製造・販売などを行う広島メタル&マシナリーの広製作所(呉市)は、断水と交通網の遮断に伴い9日から操業を休止、とりあえず12日までの操業を止めることを決めた。13日以降は状況を見て判断する。

コイルセンター関係ではマツダスチール(広島県安芸郡坂町)は工場や事務所に被害はなかったが、駐車場と生産技術関連施設が一部浸水。操業については引き取り先の状況に合わせて行っている。紅忠サミットコイルセンターは呉工場(呉市)が断水のため操業を休止している。引き取り先の状況次第だが場合によっては本社西条工場など他工場での生産振替も検討する。メタルワン・スチールサービスの呉サービスセンター(呉市)は設備面での被害はないが、工業用水の停止と交通手段の遮断によって操業を休止している。シャーリング加工を行うフリーエムの呉工場(呉市)も設備に問題ないが、物流面を考慮して加工業務を休止している。