2018年7月25日

柿木鉄連会長 日本・EU間経済連携協定 鉄鋼業にプラス

 日本鉄鋼連盟の柿木厚司会長(JFEスチール社長)は24日の定例会見で、日本・EU間の経済連携協定署名について、「世界経済の持続的成長には貿易、投資の自由化・ルール整備が不可欠。今回の協定が発効すると世界のGDPの3割、貿易量の4割を占める経済圏が誕生する。日本は自動車などの産業が恩恵を受け、鉄鋼業にもプラスとなり、好循環を生む。米国の保護貿易主義への対抗軸としても大きな意義がある」と強調。その一方で「米国の保護貿易主義的な政策が米中間・米欧間などの報復措置の連鎖を招き、世界経済の下振れリスクが増えている」との強い懸念を示した。

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