2018年8月22日

新日鉄住金、厚板8月引受5000円上げ

 新日鉄住金は厚板の店売り向け、鉄骨、橋梁の建材プロジェクト向けについて8月引受け分(10月出荷)から価格をトン当たり5000円値上げする方針だ。併せてハイテン材、耐摩耗鋼、極小ロット品など特殊鋼厚板の一部について製造実態に見合ったエキストラへの見直しも検討に入った。活動水準が高い厚板需要を映し、生産への負荷も強まっており、店売りで引受けを30%抑制しているが、供給タイトが続き、国内ひも付きの納期遅れも拡大する見込み。薄手、狭幅、小単重、小ロットと生産性の低い製品も顧客と確認して生産回避や繰り延べするなどロットをまとめ、トータルの生産量を最大化するもよう。販価是正とエキストラ見直し、生産性の向上で再生産可能な水準に改善していく。

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