2018年9月3日

鉄スクラップ 輸出市況が小幅反発 トルコ向け、需給タイト化

 トルコ向け新規鉄スクラップ輸出価格が約2カ月ぶりに小幅反発した。リラの大幅安や米国とトルコの政治・経済的対立などが鉄スクラップ国際市場は、大きく影響し、8月中旬に米国や欧州からトルコ向けの鉄スクラップ輸出価格が急落。一方、米国では旺盛な鉄鋼需要を背景に国内の鉄スクラップ需要が堅調な上、トルコでは鉄スクラップ輸入契約が進まず、「国内メーカーの炉前在庫が減少し、需給はひっ迫している」(商社)ことなどが値上がりにつながったとみられている。