2018年11月19日

鉄スクラップ、国内相場下落続く 輸出難航、需給が緩和

国内鉄スクラップ相場が続落した。輸出難で国内メーカー向けの鉄スクラップ供給が増え、需給が緩和している。東京製鉄が先週16日入荷分からの鉄スクラップ購入価格を全拠点でトン当たり500―1000円引き下げたのを皮切りに、同日から中部地区など一部地域を除き電炉各社が購入価格を引き下げる動きが広がった。国内相場の続落により、「アジアの需要家が日本からの鉄スクラップ輸入契約を見送るなど、新規商談が難航していることが市況悪化に拍車をかけている」(商社)との見方もある。