2019年1月15日

溶接材料工業会、原材料高の影響が課題

日本溶接材料工業会は11日、東京・浜松町の東京会館で新年賀詞交歓会を開催し、会員ら約100人が出席した。

あいさつに立った妙中隆之会長(日鉄住金溶接工業社長)は、「今年度上期の国内溶接材料出荷量は自然災害の影響もあり、前年度比4%減となったが、下期に入り前年同期比を上回るペースになり、上期比で約10%増となってきている。その中で一昨年からの原材料価格上昇の影響が大きな課題と認識している。また、海外から溶接材料の流入増加について、国内市場で適正な状況にあるか注視し、場合によっては各種調査検討していきたい。今年も適切な協調と競争を大切にし、人材育成、海外の技術調査やIoT委員会など活発な活動を展開していく」と述べた。