2019年3月26日

全国CC18年度出荷、3年連続増1672万トン

 全国コイルセンター工業組合がこのほど、経済産業省のヒアリング用にまとめた資料によると、2018年度のコイルセンター出荷量は前年度比2・5%増の1671万8000トンに増加する見込みだ。3年連続の増加だが、昨年12月時点での見通しからは10万トンの減少となる。全体では増勢を保つものの、関東以北が1―3月に前年同期比1・8%減の150万2000トンと減少に転じる見通し。ひも付き価格と店売り価格の二極化で、出荷量が伸びているにもかかわらず、採算悪化に見舞われる傾向にあり、新年度以降の市場環境には一段と懸念が高まっている。