2019年4月22日

東京製鉄、5月契約全種据置き

 東京製鉄は22日、5月契約分の店売り向け鋼材販売価格を発表し、全品種で前月から据え置きとした。全品種据え置きは5カ月連続。会見で今村清志常務取締役営業本部長は「アジアの鉄鋼需要は堅調で、相場も緩やかに上昇を続けている。国内は期末のメーカー出荷増や海外相場下落時に成約された輸入材の入着増もあり、足元は荷もたれ感があるが、需要は国内外とも堅調で、4―6月のうちに荷動きは回復していく」と述べ、短期間で在庫調整が完了し、再び需給バランスが引き締まるとの見方を示した。