2019年6月12日

日本製鉄、6契店売りH形据置き

 日本製鉄は11日、6月契約(7月ロール)の店売り向けH形鋼の販売価格を前月比で据え置くと発表した。6カ月連続の据え置きとなるが、足元では鉄鉱石や原料炭の高止まり、輸送費などのコスト高も採算圧迫要因になっていると強調。「将来にわたって安定供給を図るため、マージン確保が必要となる」(建材営業部)とし、来月以降には需給動向を注視した上で、店売り・プロジェクト向けの双方で販売価格引き上げを視野に入れていく。