2019年6月20日

鉄鋼製品、LCI計算方法JIS化 鉄連、周知活動を強化

 日本鉄鋼連盟は20日、日本工業規格(JIS)で鉄鋼製品のライフサイクルインベントリ(LCI)計算方法がJISQ20915として制定されたと発表した。鉄連主導で国際標準化機構(ISO)でISO20915が昨年制定されたのに続き、JIS化された。素材製品の環境負荷計算でリサイクルを考慮した初の規格。原料の採掘から製品廃棄後のリサイクルも含めた全体で環境負荷を評価する規格が成立したことで、鉄連は周知活動も強化し、単に製造工程や使用段階だけでなく、ライフサイクル全体を評価した素材選択を促す。