2019年8月8日

日本産鉄スクラップ、韓国政府が輸入規制 放射線検査強化 荷揚げ足止めも 

韓国政府が日本からの鉄スクラップ輸入規制に動きだした。商社・シッパーなど業界関係筋によると、韓国関税庁が釜山・馬山・光陽・唐津の4港で放射線検査の強化に乗り出したようだ。日本政府が韓国向けの半導体材料輸出を厳格化したほか、安全保障上の輸出管理で優遇措置を取っている「グループA(優遇対象国)」から韓国を除外したことへの対抗措置の一環とみられている。すでに検査強化に伴って韓国の港湾では鉄スクラップの荷揚げが足止めされるケースも出ており、長期化すれば日本からの鉄スクラップ輸出業や需給バランスに大きな影響を与えそうだ。