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東京製鉄、9月契約全種据置き マーケット環境「ボトム脱す」

 東京製鉄は19日、2019年9月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは2カ月連続。同日会見した今村清志・常務取締役営業本部長は、「高力ボルト不足をはじめとする国内におけるボトルネックが解消しつつあり、マーケット環境はボトムを脱し、徐々に好転し始めたと考えられる。ただ、製品の需給バランスが完全に整い、反転するにはまだ時間を要する。その一方で、高水準の製造コストが続くと予想されるものの、足元の状況を考慮し、全品種で販売価格を据え置く」と述べた。  今村常務は海外市場動向に関して、「米中貿易摩擦や地政学的リスク上昇に加えて、為替や株価が方向感を欠いて変動しており、先行き不透明感が蔓延している。また夏季休暇シーズンもあって、商いは低調で様子見状態となっている」と分析。