2019年10月8日

JFES 厚板高級鋼比率、25年度40%目指す

 JFEスチールは厚板事業での高級鋼比率拡大を指向、IT(情報技術)による生産体制構築、新鋼種の投入を通じ、高付加価値化を推進する。現行の第6次中期経営計画に則して高級鋼比率30%を目指し、2025年度ごろには40%とする方針。また倉敷、福山、京浜の厚板製造の3地区でデータを共有、先進ITを活用して商品設計の最適化を図る。新鋼種ではライフサイクルコストを勘案、塗装寿命延長鋼のEXPAL、高疲労特性鋼板のAFDなど耐食鋼、耐疲労鋼などを構造材として拡販。造船では独自のバラストタンク用耐食鋼など造船タンク用鋼のラインアップ充実などを武器に用途を開拓する。