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高炉3社 通期事業・経常利益 全社が下方修正

高炉メーカー3社の連結決算が12日に出そろったが、高止まりする鉄鉱石価格等のコストアップに販売価格の是正が追いつかず、一部で自然災害などの影響もあって、日本製鉄、JFEホールディングス、神戸製鋼所の3社ともに2020年3月期の事業(経常)利益予想を下方修正した。日本製鉄が前回予想の1500億円を前期比70%減となる1000億円に修正。JFEHDは1400億円の予想を前期比74%減となる600億円に引き下げた。神戸製鋼所も100億円の経常利益予想をゼロ(前期実績346億円)に修正した。主力の一貫製鉄業の損益が悪化しており、前期比でも大幅減益となる見通し。日本製鉄は製鉄セグメントの連結事業利益が前期の2746億円から500億円に減少、JFEHDは鉄鋼事業のセグメント利益が前期の1613億円からゼロに後退。神鋼も鉄鋼事業の連結経常損益が前期の47億円の利益から50億円の赤字に転落する。日本製鉄が6製鉄所体制を打ち出すなど収益構造改革をそれぞれ進めているが、主原料価格が高止まりし、人件費や物流費が上昇を続ける中、販価是正が喫緊の経営課題となっている。