2020年1月16日

コマツ、ICT対応を加速 遠隔管理システム 次世代機投入へ

コマツ(小川啓之社長)はICT(情報通信技術)活用を通じ、鉱山用無人ダンプ運行システム(AHS)搭載の超大型ダンプの受注拡大、稼働管理システムでデータ頻度、容量を高めた次世代KOMTRAX(コムトラックス)の導入開始を進めるなど成長戦略を遂行する。マイニング(鉱山機械)の事業展開では約50%を占める石炭向けの比率を下げ、非石炭の鉄鉱石、銅、ニッケルなどハードロック分野への対応を強化、ノーブラスティング(発破レス)、ノーバッチ(連続掘削)、ノーディーゼルをポイントに新機種開発を進める。同社のドリルボーリングマシンの技術を鉱山機械に応用し、坑内掘りに対応した新工法の機械を展開する。