2020年3月31日

鉄スクラップ、国内相場1カ月半ぶり下落

 国内鉄スクラップ相場が約1カ月半ぶりに下落した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の停滞、景気の先行き懸念の高まりなどが鋼材や鉄スクラップ需要を圧迫し、相場の下押し要因となっている。東京製鉄は3月28日入荷分から全拠点で買値をトン500円引き下げた。全拠点同時の引き下げは2月13日以来約1カ月半ぶり。宇都宮工場の特級(H2に相当)の買値は2016年8月中旬以来、約3年7カ月ぶりにトン1万9000円となった。