2020年6月18日

関西地区、鉄スクラップ相場続伸 H2一部2.5万円台乗せ

関西地区の鉄スクラップ相場が続伸し、大阪・姫路電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格(H2)が一部高値でトン当たり2万5000円台に乗せた。新型コロナウイルスの影響で電炉各社は減産を余儀なくされているが、海外からの買いが入って鉄スクラップ輸出の船積みが活発化し、先行する輸出価格に対抗する形で値上げを迫られた。ただ、地区相場が値下がり前の年初並みの水準に戻ったことなどもあって相場の過熱感は後退。「市中でも先高期待が落ち着き、様子見ムードが強まりつつある」(流通筋)という。