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「未来へ見出す活路 環境時代の普通鋼電炉」循環型経済の中心に 収益安定化の取り組みを 中国の動向次第でさらなる構造改革が求められる可能性も

 「国内粗鋼8000万トン」時代の到来も予測され、高炉メーカーが高炉休止など抜本的に生産体制を見直す中、電炉メーカーも生き残りへの危機感を強めている。内需減に伴い「量」から「質」の経営へとかじを切り、慢性的な赤字体質からは脱却したが、2018年から続く米中貿易摩擦、新型コロナウイルスの感染拡大などが鋼材需要の低迷に拍車をかけ、事業環境は再び悪化している。主原料の鉄スクラップは海外動向の影響を受けやすく、収益の安定化を妨げている。鉄スクラップを消費する電炉業は、資源循環型社会の構築には欠かせない存在。電炉の事業や企業の価値をさらに高めるような取り組みがあらためて求められている。

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