2014年10月7日

全国餃子祭で”大鍋”が登場 新日鉄住金八幡が協力

 北九州市八幡東区で4、5日に開催された「全国餃子祭りin北九州」で直径130センチメートル、厚さ9ミリメートル、重さ96キログラムの特殊鋼でつくられた大鍋が使用された。新日鉄住金八幡製鉄所の技術協力を得て、先月9日に完成。「八幡大鉄なべ」と命名された。その大鍋で一度に焼き上げるギョーザの数は約1000個。来場者はギョーザを振る舞われ、うれしそうにほおばった。

 八幡ぎょうざ協議会によると、官営八幡製鉄所で働く労働者はスタミナが付く食材が好んで食べられており、中国大陸と鉄鉱石など原料の取引が始まったことにより、ギョーザの食文化がこの地に根付いたようだ。今や全国的に有名になった熱々の鉄鍋に乗せたままで提供する「鉄なべ餃子」の発祥地とされる。

 鉄鍋は今後、まつり起業祭など各種イベントでの使用を予定している。