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電線を礼賛するDVD発売 石山蓮華さんに聞く “電線を楽しむ”広めたい

女優で電線愛好家としても知られる石山蓮華さんの新作オリジナルDVD「石山蓮華の電線礼賛」(アミューズソフト)が発売された。このDVDには、古河電気工業(千葉事業所)と理研電線(千葉工場)、日本電線工業会の協力も得て、電線の製造現場をはじめ、ユニークな視点で電線を紹介している。そこで電線愛を熱く語る石山蓮華さんに、今回のDVDの内容や、電線の魅力などについて聞いた。

――電線にまつわるDVDの発売ということだが、改めて制作に至った経緯としては。

「2年ほど『電線礼賛』という配信番組を毎回30分―1時間前後やっていたのだが、どうしても時間が限られるので、ディスクを作りいろいろな時間で楽しんでいただけたらと思っている。電線好きな人は多くないかもしれないが、確実にいるので、DVDならそれを伝えやすいと思っている」

――電線業界の方に対しては。

「今回のDVDを含め、電線業界の皆さんにはいろいろと支えられ、親戚のように感じている。何かお返しができるようなことがあれば、何でもさせていただければと思う」

――改めて電線を好きになるきっかけとしては。

「小学生の時、街を散歩して電線が生き物っぽく見え、電線の曲線があるところを面白く感じた。高校で写真部に入り、電線を撮るのが楽しくなり、大学に入ってからも引き続き写真を撮り続けてきた。現在も電線の美しさを撮っているが、なにしろ楽しい。いつもではないが、コンパクトなデジタルカメラを持ち歩き、いいと思う電線を撮影している」

――最近は、電線地中化の動きも進んでいるが。

「無電柱化に全面反対しているわけではない。ただし、電柱・電線があれば、電気のあるわれわれの生活が、電線を通じ支えられていることを可視化できるメリットはある」

――DVDの内容について、古河電工と理研電線の千葉にある製造拠点を見学した。

「工場見学は本当に楽しかった。普段見ている電線で、最初から作る工程が見られ本当に感動した。とにかく迫力があり、ダイナミックなものからミニマムなものまで、プロの方に説明していただき、とても興味深く、より電線を身近に感じて応援したいと思った」

――理研電線では、親子2代の従業員紹介もあった。

「(古河電工と理研電線)それぞれの会社の方とお話して感じたのは、とにかく電線愛のある人たちが働いているんだと思った。毎日の仕事なので、この電線がかわいいとかは言っていられないと思うが、日本のインフラを支え、世界の電気・通信を支えているという自信・誇りを感じ、だからこそ、親子2代で働くこともあるのだろう」

――日本電線工業会では昨年から、電線のことをより知ってもらうため、11月18日を「電線の日」と制定した。

「自分は電線のことを話したり、写真に撮ったりしているが、インフラを支える電線のけなげさをもっと伝えたい。現在は自称『電線の日』アンバサダーだが、公式にしてもらえたらありがたい。電線はこれだけ世界中に浸透しているインフラなので、今さらアンバサダーというのもおこがましいが、電線を楽しむことを広めたい」

――電線工業会では、新サイト「ディスカバリー電線」も立ち上げているが。

「(このサイトは)とても見やすく、ポップなデザイン。電線の歴史とか本当に面白いし、素直に楽しく見ている」

――今後の抱負などは。

「撮りためた電線の写真で展示会を行ったり、できれば本も出したい。電線は人の暮らしに欠かせないインフラだが、存在が普通過ぎて注目されない。今の活動をもっと貪欲に楽しみ、人の気持ちに通電していきたい」

(大倉 浩行)