2016年11月10日

鉄スクラップ、米相場3カ月ぶり反発 対トルコ続伸の影響大

 米国鉄スクラップ相場が約3カ月ぶりに反発した。海外指標の一つとなる米国コンポジット(ピッツバーグ・シカゴ・フィラデルフィアの東部3地区平均)は、現地7日時点で前週比30ドル高の205・17米ドル(HMS・No.1、約2万1600円)と大幅に上昇。国内鉄スクラップ需要は依然として低迷しているものの、原料炭価格の高騰やビレット価格上昇などにより、「トルコ向けを中心に鉄スクラップ輸出価格が続伸していることなどが米国相場に大きく影響している」(商社)との見方が強い。

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