2017年1月30日

鉄スクラップ、大阪市況も調整局面 地区電炉、買値500円下げ

 大阪地区の鉄スクラップ市況が関東市況に続き、調整局面を迎えている。先週27日入荷分から一部を除く地区電炉メーカーが鉄スクラップ購入価格の引き下げに踏み切った。地区電炉が鉄スクラップ購入価格を引き下げたのは昨年7月以来で、「特に年明け以降、市中に値ごろ感が広がっていたことでメーカーへの出荷が進んだ」(流通筋)ため、各社の鉄スクラップ在庫の積み増しが進む中、「世界的に鉄スクラップ輸出市況が下落したことなどが地区市況にも波及した」(同)とみられている。

スポンサーリンク