非鉄金属スクラップ・リサイクルニュース



2025年5月22日

アルミスクラップ 塩漬け 4月急落で評価損大きく

 アルミスクラップ業界は、リーマン・ショック以降で最大の下げ幅を記録した4月の急落を引きずっている。含み損を抱えた在庫を出荷したい原料問屋は少なくないが、5月のスクラップ価格は前月から小幅安。発生薄も響き仕入れ価格がなかなか下がらず、在庫評価を薄めることができずにいる。一方で、在庫評価損が大きいことから損切もしづらく、在庫は塩漬けにせざるを得ない。複数の原料問屋は「経営体力が弱っている」と漏らす。