2017年12月28日

中国、鉄スクラップ輸入減 下期、地条鋼排除で余剰

 中国の鉄スクラップ輸入量が下半期に減少した。中国政府が違法鋼材「地条鋼」のメーカーを10月末までに排除したことで原料に使われていた鉄スクラップが余剰となったためとみられる。輸入の約8割は日本から。高炉の操業制限や環境対策から電炉鋼の生産が増え続け、中国の鉄スクラップ需要は増え続けるが、国内品の消費が優先され、輸入の抑制が続きそうだ。