2015年2月2日

鉄スクラップ、米国で需給緩和続く ドル高影響 欧州から安価品流入

 米国鉄スクラップ市場で需給緩和が続いている。北東部では暴風雪に見舞われ、交通機関に混乱が生じるなど「例年なら天候悪化による鉄スクラップ発生・流通減で相場が押し上げられる典型的な市況のパターンを迎える」(商社)状況だが、主力のトルコ向け鉄スクラップ輸出が停滞する中、ドル高の影響で欧州から安価な鉄スクラップが流入。需給ギャップが拡大している。