2016年3月24日

鉄スクラップ、国内上昇局面続く 輸出好況 関東炉前500円高

 国内鉄スクラップの上昇局面が続いている。輸出の好況を受けて、国内電炉メーカーに炉前価格を引き上げる動きが広がっている。関東では、23日時点で地区電炉メーカーの鉄スクラップ炉前購入価格(H2)はトン1万6500―1万7500円前後と前日比500円高となった。同日は東京製鉄が宇都宮工場はじめ地区相場メーカーの9工場がトン500円の買値引き上げを実施した。直前の3連休の前後でも500―1000円の値上げが見られるが、依然として輸出価格に対して安値圏の地場炉前の上げ余地も指摘される。

スポンサーリンク