2018年1月30日

鉄スクラップ、大阪輸出入札が流札

 大阪金属リサイクル工業協同組合(理事長=多屋貞一・伸生社長)は29日に昨年9月以来となる第35回鉄スクラップ共同輸出入札を実施したが、希望成約価格に到達せず流札となった。直近の鉄スクラップ共同輸出では今月12日実施の関東テンダーで平均落札価格がFASトン3万7389円(H2)と約7年ぶりの高値水準に到達したが、旧正月を前にして世界的に鉄スクラップ輸出市況が軟化。今回の結果について「国内や地区鉄スクラップ相場と輸出市況とのかい離が進んでいるのでは」(ヤード筋)との見方もある。