2018年3月2日

鉄スクラップ輸出、韓国向け価格続伸

 韓国向け日本産鉄スクラップ輸出価格が続伸した。韓国・東国製鋼は2月28日、日本側への鉄スクラップ輸入提示価格(ビッド)を前週比でCFRトン1000円引き上げ、H2ベースで同3万9000円(FOBトン換算で3万6500円前後)とした。東国製鋼は先週も日本産鉄スクラップ(H2)のビッドを前週比1000円高としており、2週連続で累計同2000円のビッド引き上げになる。春節(旧正月)が明け、輸出市況の底入れムードで各国のオファーが上昇していることから数量確保が難しくなっているとされており、韓国鉄鋼メーカーでは日本産スクラップに対する輸入意欲が高まっているようだ。