鉄スクラップ・リサイクルニュース



2025年8月21日

国内鉄スクラップ需給 コロナ下に次ぐ低水準 25年上期 発生、製造業・解体とも減

2025年上半期の国内の鉄スクラップ需要と供給はいずれも新型コロナ禍に直面した20年上半期に次ぐ低水準に落ち込んだ。日本鉄源協会によると25年上半期の需要量は1737万8000トンと前年同期から10・1%減り、供給量は1770万5000トンと4・1%減った。鋼材需要の減退に伴って鉄鋼メーカー各社が減産したため製鋼原料の使用量が細り、スクラップ母材の発生源となる各種製造業の工場稼働や建築物解体工事も停滞した。鉄鋼需要の低迷は足元も続いており、25年暦年の鉄スクラップ需給も例年に比べて縮小する公算が大きい





日刊産業新聞DIGITAL日刊産業新聞 紙版