2011年5月9日

特殊鋼受注が堅調 課題は生産計画

 大手自動車メーカーが5割操業にとどまる中、特殊鋼メーカー各社の足元の受注は高い水準を保っている。下期の自動車生産回復を見込み、部品メーカーが調達量を維持しているとみられ、各メーカーとも発注に応じて供給を進めている。

 震災影響から自動車の減産が、少なくとも年度上期は続く見通しであるから、受注は徐々に減る可能性が高い。顧客の発注状況とタイムラグが生じる実需を見極め、需給バランスを考慮した生産が、特殊鋼各社の課題となっている。







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