全国ＣＣ4月出荷、２年ぶり100万トン割れ

　全国コイルセンター工業組合（理事長＝鈴木貴士・五十鈴社長）がまとめた流通調査結果によると、4月の出荷量は前月比20・2％減の95万7891トンと、過去10年で最大の減少率となった。東日本大震災による製造業の減産が響き、全国的に加工・出荷が低迷した。出荷量が100万トンを割り込んだのは2009年5月以来、1年11カ月ぶり。設備稼働率は13・8ポイント減の53・9％に落ち込んだ。