2010年9月3日

国内高炉、鉄スクラップ輸入開始 調達先拡大に円高

 国内高炉メーカーが、中国などからの鉄スクラップ輸入に着手している。国内商社によると、直近の輸入価格はトン当たり465ドル前後(HSグレード、到着ベース、約3万9200円)で、JFEスチールが中国から西日本製鉄所向けに1万2000トン成約。

 HSや新断などの上級品種スクラップの国内相場は、堅調な需要に支えられ、高炉メーカー向けなどで一部トン4万円を突破。高値圏で推移するなか、「鉄スクラップ購入先の拡大と、為替が円高に振れており、海外からの輸入が割安となったために成約に至ったのでは」(流通筋)とみられる。







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