韓・東国製鋼、ブラジル製鉄所建設を具体化

　韓国の東国製鋼の張世宙会長は12日、ブラジルにスラブ一貫製鉄所を建設し、２０１５年までに世界で年産１０００万トン体制をめざす方針を明らかにした。

　張会長は12日の唐津厚板工場の竣工式で、高級厚板を生産する唐津の立ち上げにより、国内で製品年産７５０万トン体制が整ったと強調。伯製鉄計画を実行に移し、戦略拠点の唐津工場に鉄源の裏付けを持たせて高級シフトを進め、世界トップ級の競争力を磨く構想だ。