LME非鉄相場、全人代期待で底堅く

　ロンドン金属取引所（ＬＭＥ）の非鉄金属相場は、足元で底堅い動き。テクニカル的な自律反発や、中国の国会に相当する全国人民代表大会（全人代）で何かしらの政策が打ち出される、との期待感から買われやすくなっている。減産とともに、ファンダメンタルズ（需給要因）が改善の方向にあることも相場を下支える。ただ「目立った強材料は見当たらない」（三菱ＵＦＪリサーチ＆コンサルティング調査部の芥田知至主任研究員）ため、上値を追うかには疑問符も付く。