日鉄住金鋼板 鋼板製品１万円上げ達成へ再表明

　日鉄住金鋼板（細貝清司社長）は17日、パネル建材製品の販売価格を11月出荷分から現行比10％引き上げると発表した。原板や副原料の亜鉛、アルミに加え、ウレタン、ロックウールなどの調達コストも上昇し、単独での負担増の吸収が困難となった。鋼板製品全品種についても、未達分のトン当たり1万円の値上げを早期に達成するとあらためて表明。値上げに向けた「需給環境が整ってきた」（山本芳平取締役）として、不退転で取り組む。