2020年7月1日

中国鉄鋼需給、下期に緩和懸念

世界の鉄鋼需要の半数を占める中国の鉄鋼需給が下期に緩む恐れがあり、鋼材市況や国際需給への影響が警戒され始めている。高温多湿の夏場は例年建設工事が滞り、上期に条鋼を過去最も多く生産している鉄鋼企業が下期に鋼板の増産にシフトする可能性がある。新たな鉄鋼設備が次々と建設され、供給圧力は増していく。海外市場が回復に向かえば、鋼板輸出が勢いを取り戻しかねない。新型コロナウイルスの第2波の動向が不安視されるなか、夏の条鋼、秋の鋼板需給が焦点となる。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more