2014年4月11日

トヨタ自・矢崎総業・豊通 ワイヤハーネス再資源化の取り組み

トヨタ自動車と矢崎総業、豊田通商および同社取引先である解体業者の共同で進める銅のワイヤーハーネスリサイクルに関する取り組みが、注目されている。

トヨタ自動車などでは、限りある銅資源のリサイクルの必要性を指摘。同社は自動車から自動車への銅資源リサイクルが画期的とし、自動車メーカーと電線メーカー、商社、解体業者が密接に連携して取り組むことが、今回の大きなポイントだ。これにより、国内での資源循環を推進。また、原料の銅は価格の波が大きいことから、リサイクルを進めることで、価格変動リスク低減にもつながるとみられる。

今回のハーネスリサイクルについて、解体に当たる業者は、中部地区3県にわたる豊田通商の取引業者8社。具体的には、愛知県内のニュー岩田(一宮市)、常北自動車興行(春日井市)、三利(豊田市)、森田車両(半田市)、山内商店(稲沢市)、川口商店(岡崎市)と、小林商店(三重県津市)、丸大産業(長野県伊那市)の各社だ。

解体業者がまずワイヤハーネスを取り外しその後、トヨタが廃ワイヤハーネスを破砕し、樹脂と金属で比重選別。さらに形状・磁力選別の工程を経て、矢崎総業で再生銅からワイヤハーネスを生産する。その後、トヨタ自動車が車両生産を行い、販売店・ユーザーに自動車がわたり、その車両が最終的にリサイクルされるという循環だ。

従来の機械式選別法では不純物の混入により、再びハーネスへのリサイクルができなかったが、トヨタ自動車など各社の協力でこの課題を解決、新たな機械式選別を実現した。少量ながら実証ラインで再生銅の生産を立ち上げ、実用化して安定生産するところまでこぎつけた。

おすすめ記事(一部広告含む)